35年占いをやりつくした私 いちこが、徹底的に比較して分かった本当に当たる占いを教えます
東京の当たる占い師研究家いちこが教える
当たる占い 当たる占い師
研究レポート
占い体験談も第4弾を迎えてしまったわね。でも今回は特別。いつもの「占い師にを毒舌調査する体験談」とはちょっと違う。
まさかのハプニング、そう、デート中に占いをすることになった時の体験談。私のほろ苦い思い出、見ていきなさい。
もう出オチよね。結論的に言うと、人気占い店に一緒に行ったら、当たりすぎて気まずくなって失恋したって話。
分かってる、デートと占いは水と油。そう行っては行けない場所だったって。
そう、あの日はちょっと肌寒い日だったわ。
学生時代のバイト仲間と、ほにゃ年ぶりに呑んだんだの。で、隣に座った当時の同期が超イケメンになってて。
私、出会って3秒で恋に落ちたわ。
なるほど、いい男になったじゃないのって私も猫かぶって女らしく振舞っちゃってね、対上司用の気遣いとかアピールとかしてたんだけど。
まぁなんだかほろ酔いでいい雰囲気になった2人。「明日は何してるの?」「休み」「実は行ってみたいところがあって」そんな感じでデートの約束をゲット。
久々にこれ恋愛フラグ?ってもうノリノリ。翌日何着てこうかな〜なんて、普段の毒気もすっかり抜けて女の子モードになっていたわ。
翌日、いつものコンサバスタイルを脱ぎ捨て低めのハイヒールを履き、出陣。
デートは順調だったわ。懐かしさで話もいい感じに盛り上がったし、同期だったって言っても担当が違ってそんなに話したこともなかったから、なんかこう、柄にもなく初デートのドキドキ感を味わえた。
歩くときは必ず車道側にまわってくれる彼。私、昭和男児のような男らしい人が好みのタイプなんだけど、彼、いい感じにサバサバっと男らしくなっててね。「俺にまかせておけ」「女は黙ってついてこい」みたいな。
こういう男らしい人理想だな〜って思いながら私も、いつもの数倍女性らしい「女子力高い系」の猫かぶりに徹したわ。
そう、順調に、健全に、今日のデートは終わるはずだった。
彼「あれ、なんだろう」
彼が指差したのは、「占いの館 鳳」。そうか、ここは新宿東口。このエリアだったのね、鳳。 ほぉう。
彼「すごい行列だね」
私「…そうだね!」(知っている)(若い女性に人気の占い店)(手相占いがよく当たる)(所属占い師は二人)(横浜に本店がある)
彼「ちょっと占ってもらおうよ!」
私「え」
彼「こういうの興味ない?」
私「まぁ少しなら」(嘘)(昨日もあなたとの相性占った)(結果は82%)(定期健診ならぬ定期占い行ってるヘビーユーザー)
もちろん今日はエイプリールフールじゃないわ。女だって嘘をつきたい時だってあるってことよ。
彼「僕、占いはじめてなんだよね」
私「私は一度だけ」
今週に入ってからだけどね!
それにしても意外、最近の男性は意外とノリノリなのね。
私、本当に仲良い人にしか占い好きってことを公開しないの。だって人によってはそれだけで引いちゃうじゃない。
特に男性って非科学的なものが嫌いでしょ。昔それで引かれたことがあったから、私、ずっと隠しているわ。
彼「占いって結構あたるから、俺、好き」
私「変わってるのね」
...あれ、もしかして、これ、運命なのかしら
列の後ろについて、約40分。いよいよ私たちの番になったわ。
実は私、普段はせっかちで待つのは苦手。だから行列に並ばなきゃいけない「鳳」は圏外だったの。
店内は結構狭め。女性占い師が二人、片方は貫禄のある「お母さんタイプ」の占い師。何やら込み入った話をしているわね。
私たちの担当は、聡明そうなお姉さん。ホン●でっかTVの心理学の先生に似た素敵な女性。
美人占い師「どうぞ、恋人さんですか?」
お互い顔を合わせて、照れながら「いやいや…」って。
美人占い師「お似合いですね(にこにこ」
「「あはは(二人してデレデレ」」
ほぉ…盛り上げ上手のようね。なるほど、カップルやと友達同士で来る若者が多いわけだ。
こういう盛り上げ上手な占い師の元へは、占いに興味がない人も自然に集まって来るわ。いいわ、楽しませてもらおうじゃないの...。
そう、この時の私は浮かれて忘れていたわ。未熟カップルのデートに占いは禁物って掟をね。
質問数に限らず定額で受けられるこのコース。かなりリーズナブルよね。
正直、相性占いで3,000円だと大体の占い師は、あたりさわりのないことを言うだけ。
「とってもお似合いですね」か「こういった困難はありますが、こうしていけば大丈夫です」とマルでもバツでもないこと言って終わらせる。
まぁ今回は好都合。ものすごく当てられたら興奮しそうだし、むしろ生ぬるい感じでお願いしたいところ、ね。
まずは定番の、生年月日と名前を紙に書いたわ。確かこのお店、算命学を扱うんだったけ。カバラ数秘術派の私だけど、まぁ的中率も高めの占いだし、いいわ。
あとは手相もみてもらえるとのこと。意外にも至れり尽くせりね。
診断時間もサイトには明確に書いてなかったし、閉店前だったこともあってか「○分まで」とも言われなかったけど、普段はなんとなくうま〜く切り上げてるみたいよ。
それにしてもダメね、やっぱり占いを目の前にするとワクワクしちゃうわ。
ざっと2人それぞれの性格をみてから相性をってことで早速占い開始。まずは彼のターン。
占い師「真面目で、誠実な人ですね」
彼「どうも(笑顔」
占い師「お仕事とか医療、もしくは教育関係じゃないですか?」
彼「はい。医療です。え、よくわかりましたね」
占い師「手相に出てるので。よく真面目に働く男性です。彼女さん、玉の輿ですよ」
私「いえいえ、まだそんなんじゃないので(デレデレ」
なるほど。この男、男らしくてしっかり稼いでくる...いいじゃない!
占い師「あ、でもちょっと寂しがりやさん?」
彼「あはは、そうかも」
私「意外ね」
さっきは「一人でも平気なタイプ」「女なんかいなくて平気」「むしろ放任主義でね」って語っていた彼、寂しがりやなんて可愛いとこもあるのね。
占い師「あと、ヤキモチ屋さん。彼女がどこに行くのもすごく心配しちゃうタイプ」
...ん?
彼「い、いや〜あはは」
さすがにこれは彼のイメージと違う、「そんなことないわよね」って言いかけて彼の方を振り向いたら
あれ、おかしいめっちゃ動揺してる
占い師「彼女さんに振り回されやすいタイプですね。彼女さん、彼氏さんすごく優しいですよね?」
彼「あははは」
私「...確かに(とりあえずスマイル」
何かがおかしい。さっきまでの私の中での彼のイメージは、私好みの昭和男児のような「俺についてこい」タイプ。
ていうか正直、優しいとかそいうのは求めていないし、むしろ振り回されたいんだけど。
あれ、もしかしてこの男、男らしく見えてその実ものすっごい女々しい系男子なのでは? と疑念を抱いていたら
彼「あの、実は今悩み事があって」
ここで唐突にスイッチが入る彼。
占い師「どうしました?」
彼「実は...」
私の横でものすっごくナイーブな相談をはじめた彼。おいおい、さっきの「俺についてこい」はどこ行ったんだ。
占い師「なるほど...お兄さんの場合は、運勢的にも今のまま真面目にやっていけば大丈夫ですよ」
彼「ありがとうございます...!(晴れやか」
なんだろう、今まで占いを否定する男性に対して「あぁん?」と思っていた私だけど、いざ目の前で知らない女にクヨクヨとナイーブな相談をする男を見たら、なんかこう一瞬で冷めたわ。
もう長い仲だったり、ちゃんとビジョンを持っての相談ならいいんだろうけど...。
気の小さいようなことを言われると、ちょと、こう、初デートではまだ見たくない一面だったかなって。
占い師「お姉さんの方は...」
2人の間に微妙な空気が流れたところで私のターン。私は久々にドキドキしていたわ。だってこの占い師さん、結構当ててくるから。
さっきから話を聞いてると、占いの知識以外にも人間観察力みたいなのが高い気がしてね。
占いの結果だけを伝えるのだけではなく、よく相手を見て、言葉を選らんで「こうですよね」って言っている...。この美人占い師、かなりのやり手ね。
占い師「(手相を見ながら) んんっ?」
私「なにか?(動揺」
そう、この時私はあることを懸念していた。
そういえば私も今日は「女子力高い系」の猫をかぶっていた...!つまり、猫かぶりがバレる可能性があるということを。
占い師「お姉さん、ギャップがすごいですね」
お願い、ちょっと、ちょっとでいいからオブラートに包んでください。
占い師「意志の強さを表す、まっすぐ手のひらを突き抜ける運命線と、職人さんの手にある小指側から出てる運命線が2本...。しかも知能線と生命線が大きく離れている大胆型。女性には滅多にいない手相です」
彼「どういう性格ですか」
占い師「こう見えて、超頑固で男気が強いです」
アーーーーーー終わった。
彼「え...」
私「あはは(苦笑い」
占い師「一人でどこにでも行くし、あと海外で仕事する人の手相が出ています」
彼「...意外だね。いかにも家庭に入るって感じだったから」
占い師「結婚しても絶対に家にいないタイプです」
私「そんな一面もあるかな」
占い師「今の時代はその方がいいですよ(ニコニコ」
あくまでも褒めてくれる占い師さん。
占い師「あと思ったことは、はっきり言うタイプですね。男性は付き合うの楽だと思いますよ」
そして空気を読み取ったのか、二人をいい感じの方向へフォローをしてくれるお姉さん。
ちなみに、このハキハキって、あの「口が悪い」って散々 銀座の母に言われた相のことなんだろうな。
オブラートに包んでポジティブに言ってくれてる美人占い師の優しさが身に沁みる...。
その後「まずはお互いを知るところから」って、ちらちらと2人にアドバイスしてくれて最後に一言。
占い師「お二人の相性はとってもいいですね」
それ、つまり男女逆転カップルで相性がいいってことよね。
そう、そうだった。占いってそういうものだった。ライトな占いだと思って完全になめてかっかていた。
ねこをかぶったって、当たる占い師には見透かされちゃうのよ。
その日以降、この恋はもちろん続かなかった。帰り道の気まずさは今も忘れない。
もちろん今回のことは占い師さんは全く悪くない。お互いがお互いを良く見せようと猫かぶったまま、当たる占い師に占ってもらったことが間違い。
まぁこれがきっかけで仲が深まることもあるだろうけど、私はダメだった。
こんな風に、当たるからこそのハプニングもあるの。だからデートで占いに行くなら、それなりの覚悟が必要。
今回は運良く空気を読むのと、オブラートに包むのがうまい占い師さんだたからよかったけど、「この女性は、毒舌なオカルトマニア」なんて言われたら私、二度と呑み会に行けないところだったわ。
あとはやっぱり、猫かぶりもよくないわね。本気の恋なら、最初からある程度素を出さなきゃ。
結局相手に好かれるような女のふりしたって、いつかはバレちゃうもん。
私の体験談を見て誤解があったらいけないから言っておくけど、鳳占いやかたは本来、ひとりで行ってもよし、カップルで行ってもよしの間口が広い占い館よ。これまで占いをしたことがない人からするとびっくりするかもしれないけど、占い館って割と定番のデートスポットだったりするのよね。
よっぽど毒舌な占い師さんじゃなければ、カップルの空気を読んで相性が良ければべた褒めするし、悪ければオブラートに包んで話してくれるし。
話のネタにもなって一石二鳥ってわけ。ただね、私たちみたいに、たとえ相性が良くてもそれがお互いの求める形じゃなかった場合、そこで終了~ってなってしまうこともあるのよねえ…。
まあ当時は苦い思いをした私だけど、今思うとあれはあれで良かったのかもしれないと思うわ。だって付き合うとなったらずっと猫かぶってるわけにもいかないしね。そういう意味では本当は「相性は良くなかった」と言えるのかも。
そこまで突っ込んで占ってもらうには、やっぱり本格派の占い師の先生にみてもらうしかないのよね。自分たちが望んでいる形で愛をはぐくめるかどうかまで鑑定してもらいたいなら、こちらのページで紹介している本格派占い師のもとを訪れることをおすすめするわ。
このページの最終更新日:2018年8月16日
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