35年占いをやりつくした私 いちこが、徹底的に比較して分かった本当に当たる占いを教えます
東京の当たる占い師研究家いちこが教える
当たる占い 当たる占い師
研究レポート
今回の占い体験は、路上に居座ってる怪しい占い師は当たるのかどうかをリサーチ。え?いかにも定番な路上占いが初なんて意外ですって?こう見えて、結構恥ずかしがり屋さんなのよ。たくさんの人に見られながらなんて恥ずかしいわ。
って思ってたけど。まぁ春だし。私もフレッシュな気持ちを取り戻そうってことで、恥ずかしさに耐えながら体験してきたから、ぜひ読んで頂戴。
今回対面した占い師は渋谷の路上占い師。実は私、渋谷大っ嫌いなのよ。うるさいし、若者多いし、なんか「私たちパリピなんですイエエエエーーーイ★」みたいなのが多く沸いているじゃない。
私みたい三十路にもなって家で占いとかやってる女からしたら、切なさで一歩も歩きたくないのよ。あと道端にゴミとか落ちてて汚いところも苦手。
で、そんな渋谷にわざわざ行ってきのは、とある路上占い師の噂を聞いていたから。渋谷の路上に「当たるし、面白い占い師がいる」とね。さらにはちょっぴり毒舌だとか。
えぇ、いい戦いができそうじゃないの。
まぁ、大嫌いから大好きになるって言うのは恋愛でもベタな話だし、渋谷に嫌悪感抱きつつもとりあえず対峙することを決意したわ。
とりあえず、口コミだけだとあまりにも情報が少なかったから、ネットで路上占い師のことを調査してみることに。
調べてみたら簡単にヒット。やつはどうやら、夜になると某電気屋の前に現れるらしい。もう渋谷の夜とか本当に本当に怖i…嫌いなんだけど、まぁ調査したいしね。
予約できる感じでもなかったから、とりあえず渋谷の出没エリアへ直行。
ネットで調べた通りの場所に路上占い師らしき人間を発見。
それにしてもさすが渋谷、人通りが物凄い。え、何、こんなたくさんの人の横目で席に座り、占われるの?ひとりで?ちょっと待って、冷静になるとやっぱりこの状況結構きつくないかしら?
絶対「占いとかやってる〜 ぷぷ〜」みたいな顔で若者に見られるやつじゃない。
スリリングな占い体験、うん。怖いけど、いいじゃない…。とりあえず、絶対職場の人に会わないようにと願いながら占い師の元へ。
近づいてみると、ちょうど女性が占ってもらってる最中。街中だけにどこで待っていればいいか分からず、「え、私待ち合わせですけど?」みたいな顔で待機。
で、問題はこのあとよ。マックス30分くらいだろうなと思っていたから、その場に立っていたんだけど、30分経っても40分経っても終わる気配がないの。
寒くなって来たし、とりあえず散歩してこようと思って離脱したんだけど、それから15分後に戻ってもまだ終わっていない。
なんかもう疲れたから少し買い物でもしようと電気屋に行ったら、次の人に変わってて。でその日、そんなこんなで3時間くらい待機したけど結局タイミング合わず、離脱することに。
予約取れないし、並ぶに並べないこの路上占いの理不尽さ…。燃えて来た。それに、これだけ私を待たせるってことはこの占い師、やっぱり人気のようね。
今度は早めの時間から渋谷へ直行。運良く、誰もいなかったから、私50メートルくらいダッシュして占い師の元へ。
私「ハァハァ…こんばんは」
路上占い師「こんばんは(不思議そうに」
私「今、お願いできますか?」
路上占い師「どうぞどうぞ」
近くで見たら、気さくなちょっと渋めのイカしたおじさんって印象。
路上占い師ってもっとこう変な人がやっているのかと思っていたけど、意外と普通というか。和食屋さんで働いていそうな感じ。
私「いくらですか?」
路上「3000円…あ、知らないってことは、もしかして僕のこと知らないで来てくれた?」
私「えぇ、ちょっと気になったもので(昨日3時間待機したとか言えない。今からあなたを怪しくないか調査しまーすなんて言えない)」
路上「そうなんですね。あはは、よくこんな怪しい男のとこ来てくれましたね」
私「はい…じゃないや、いえいえ」
とりあえず、路上占い師は自分が怪しいって思われてることに自覚はあるみたいね。
定番の名前と生年月日を記入。ネットに「姓名判断」「手相」「四柱推命」を見てくれるって書いてあったし、おそらくそのへん見てくれるんでしょうね。
まぁ雰囲気は悪くない占い師だけど。実際のところ実力はどんなものなのかしら。ともかく、ここからは毒舌調査の時間。渋谷の冷たい目線は忘れて、気合入れていくわよ。
路上「あははは。そのままでいいですよ」
私「!?」
と、頭の中で意気込んでいたところに隣で突然笑い出す路上占い師。やっぱ変人なのかしら。
路上「なんで自己完結型の人が占いなんか来るんですか」
私「え?」
路上「いちこさん、人の意見で意志を変えない頑固者だし、自分で決めたいってタイプでしょ」
私「…」
路上「思った通りにやればいい。悩んで占い来る人じゃないです」
書いてすぐ四柱推命をみたのかしら?でもそれだけじゃそこまで読めないわよね?
最初から思わぬところに矢が飛んで来て動揺が隠せず、「今日寒いですね」とか春の暖かい日に言ってしまう私。
確かに、占いは大好きなんだけど、結局決めるのは自分だよねっていう気持ちは強いのよ。あくまでも自分の整理とか、自分の見直しに使っているというか。
…ちょっと今回は今までで1番のツワモノかもしれないわね。兎にも角にも、怪しいから毒舌調査に来たなんてことがバレないようにしないと。
路上「本日はなんのご相談ですか?」
私「あ、いや、悩みというか、通りがかって気になってしまったもので」
なぜか敬語になる私。そして試し玉投げるつもりで手札用意してたんだけど。さっきの鋭さから、見透かされる可能性を考えて安全圏からのカードを切る私。
路上「じゃあとりあえず色々見ていきましょうか」
完全にペースを持ってかれ、悔しさを感じながら見守る私。
路上「え〜っと、いちこさんは…」
大丈夫、姓名判断も四柱推命も、九星気学だって何度も経験済み。だいたい言われることは分かってるわ。
次こそは動揺せずこちらからも一矢報いてやるわ。
路上「一見、物静かで協調性があって愛想がいいけど、中身けっこうアレだよね」
アレって。
路上「う〜ん、結構はっきりしてる一面がある?」
なるほど、この人サバサバしてるし鋭いけど、ちゃんと相手が不快にならない言葉を選べるタイプのようね。
これがストレート系だと、「性格きつい、口悪い、毒舌」って遠慮なくはっきり言って来るからね。嫌いじゃないけど。
それしにても人通り多すぎ、渋谷。見られる恥ずかしさで占いにまったく集中できないわね。
周囲を気にする私を尻目に、どんどん占いを進める路上占い師。
路上「あとは団体行動が苦手で、一人でやりたいタイプ」
私「わりとそのようです」
あれ。敬語が抜けない。渋谷という街に来てから敬語が抜けない。
路上「周りの人はいちこさんのこと、協調性があって穏やかな人って思ってる。だから他人から見た自分と、自分の中で思う自分にギャップがあるよね」
私「ん?」
路上「でもそれってラッキーだよね。多少きついこと思ってても、そう見えない。それってすごい得なことだよ」
この人完全に、女性の占い数こなしてる。絶対「本当の私のことなんか誰も分かってくれない」とか言うタイプの女子と数重ねてる。
私「あやかっておきます」
とりあえず、開始10分未満で確信したわ。間違いない。今回の人はツワモノ占い師。
ただ占い結果を言うだじゃなく、トーク術をかなり持ってるタイプ。こういう人は隙がないのよ。
でもなんか怪しい一面を見つけたいから。そうじゃないと悔しくて帰れないから。もうちょっと様子をみてみることに。
路上「あとは感受性が強いから短気なはずなんだけど、それ以上に客観性が強いから、怒りがこみ上げて来てもすぐ冷静になる」
私「あぁ、確かに」
おや?これは初めて言われた内容ね。
路上「イラっとしてもさ『あぁでもここで怒ると効率悪いな』とか思って、ふっと冷めるでしょ?」
私「思い当たる節がありすぎて怖いです」
路上「あと、繊細な一面もあるけど、こっちも、それ以上にメンタルがタフ」
私「…回復が早いとは自分でも思いますね」
ん、いや、待てよ。もしやこの人、姓名判断の結果と四柱推命の結果を組み合わせて喋っているのかしら。
路上「何かあっても『まぁあの時あれがあったから、今があるし』ってすぐ立ち直っちゃう」
なるほど、うまいわね。四柱推命と姓名判断をうまく組み合わせている。
占いって、ツールによって結果が違うことの方が多いじゃない?私の場合も、姓名判断での特性と四柱推命での特性が結構違っていて。
だから複合的に組み合わせて見れるかって大事だったりするのよ。
この人は、きちんと姓名判断の影響が出やすい部分と四柱推命の影響が出やすい部分を理解しながら、総合的な特性を自分の言葉で噛み砕いて言ってくる。
しかもこんなエピソードあるでしょ?って具体例をあげて言って来るところからすと、相当キャリア長いんじゃないかしら?
久々に会ったわこのレベル。ネットで情報が少ないのに、口コミで人気なのも納得ね。
路上「何考えてるのか分からない人って言われない?」
私「不本意ですが、言われます」
路上「気をぬくと内心の冷めてる部分が出て来て、愛想よく笑ってたのに急に能面になってることがあるから、そう思われやすいね」
私「うわ…それ昔、指摘されたかも」
路上「気にすることじゃないよ(笑)」
あははと笑う路上占い師。この後も色々言い当ててくれてたはずなんだけど、えぇ…やっぱりここは渋谷なのよ。どうしても。渋谷の路上なのよ。
通行人が占いの用紙をのぞいて来たり、酔った若者がぶつかりそうになったり。集中できなくて、3割くらいしか頭に入ってこなかったわ。
やっぱ占いは人混みの路上でやるもんじゃないわね。どんなに面白い占い師を目の前にしても、アドバイスがまったく入ってこないもの。
何がすごいって、隣で男たちが喧嘩し始めて、警察が来てるっていう状況でも路上占いは続くの。
もう隣が気になって気になって仕方ない私とは反対に、全く動じない占い師。さすが、長年ここに座り続けているだけあるわね。
と言っても、さすがの私も限界で。そういえば最初に言われなかったわけど、何分制なのかしら?と、とりあえず終了の時間を確認。
私「あれ、こちらって何分まででしたっけ?結構経ちましたよね?」
路上「こちらは何時でも大丈夫!」
え。
路上「お客様が納得するまで聞きますよ(にんまり)」
うわぁ、野生の占い師すごい。
でも私の方が、なんかもういろいろ耐えられなかったから離脱することに。
そんなわけで約60分で3,000円。リップサービスかもしれないけど、時間の制限を設けないってなかなかチャレンジャーよね。
正直、今回は完敗ね。占い師にってより「渋谷の路上占い師」ってものに完敗よ。あんな状況で冷静に占い続けられるっていうのがすごい。
私が安易に踏み込んでいい領域ではなかったわ。
もともと渋谷とか人混みが平気な人ならいいだろうけど、私みたいに落ち着いて話がしたいって人にはちょっと難しいと思う。
ただ、占い師に関してははそのへんにいないレベルの一級品だから。一度挑戦してみるのはありかと。しかも、価格も安いしね。
あとは今回の占い師のいいところは、ものすごくリアリストだったところ。男性っていうのもあるかもしれないけど。
なんていうか、いい意味で占いをツールにしてるっていうか。だからアドバイスも具体的だし現実的。
うまくウィークポイントを指摘しつつも、ポジティブな方へ持って言ってくれる。そういうことまでできる占い師はそうそういないわ。
こっちが毒を吐く隙を与えないほどのトーク術を磨いていたし。技術、センス共にレベル高め。
うーん、今回のこの、オススメしたいけど、しきれないなんとも後味の悪い占い体験。えぇ私もまだまだ修行が足りないようね。
店を持たない=当たらない占い師…なんて偏見は持たないほうがいいわよ。中にはテレビで取り上げられるような有名な路上占い師もたくさんいるし、あえて店をかまえない占い師さんもいるしね。
実際、今回占ってもらった路上占い師さんも、占いの腕は一級品。なのに値段も3,000円とリーズナブル。
大きな声じゃ言えないけど、ほんの数分で何千円も取っておいて、基本のキも成ってないようなエセ占いの館なんかに行くよりよっぽど有意義だと思うわ。
ただそのものズバリ当てる占い師だからこそ、路上は勘弁っていうのは正直なところね。
まわりの目と耳が気になって占いに集中できないし、聞きたいこともはっきり聞けない。
またそういう人に限ってあんまりまわりを気にしている風でもないのよねえ…。ま、だからこそ路上占い師やってるんだろうけど。
占い師としての能力と値段は申し分ないけど、腰を据えて占う気にはなれない…っていうのが本当のところかしら。
まわりに聞かれても気にならない悩みだったらおすすめだけど、デリケートな話も含まれるのならやっぱり個室でマンツーマンの占いをしてもらうのをおすすめしたいところね。
こちらのページで紹介している本格派占い師さんは鑑定力も一流だし、人目を気にせず心ゆくまで占ってもらえるから、人には聞かれたくないあんな話やこんな話もし放題よ。
このページの最終更新日:2018年8月29日
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